iPhoneをiOS11へアップグレードしたら「Afewthings(ToDo管理アプリ)」が起動できなくなった。アップデートされない古いアプリはこうやって淘汰されていくのか・・・なんて、穏やかにやってる場合じゃない。アプリの中にある大事なメモを救出しなくちゃ。
<以下、実際やってみた内容>
・iOS10に戻すためのダウングレード用ファイルを探した。
結果:Appleが旧バージョンのファイルの配信が終了したため入手不可。
・AFewThings 1.3.1.ipaをこじ開けてみた。
アプリのバックアップファイルがマイミュージック>iTunes>iTunes Media>Mobile Applicationsの中にあったので、.ipaという拡張子を.zipにして中を解析。容量が比較的大きめな「AFT」っていうデータ格納ファイルっぽいものは見つかったけど、拡張子がないファイル(ツールで拡張子を調べても出てこない)でお手上げ。バイナリエディタとか秀丸じゃ太刀打ちできなかった。
・開発者さんにコンタクトを取ってみた。
ここまで来ると執念がすごい。一応名前は伏せる。AFewThingsを作られたのは某有名IT会社の中の方。このアプリのほかに3つくらい作っていて、2013年くらいで開発は止まっているみたいだった。現在はその某IT会社をお辞めになられていて所在は不明。かろうじてFacebookにアカウントがあったのでダメ元でメッセージ送信。てか、ストーカーかよw
・アプリのデータを読み書きできるツールをインストールしたら大火傷した。
iFunboxっていうツールをインストールしたらパソコンがあっさり詰んだ。.ipaファイルの解析は保留だ。
ここからが本題です。
iFunboxをインストールしたあたりでAviraが立ち上がり英語でなんか言ってきた。構わずにiFunboxを立ち上げると一向に起動しない。ん?と思って再起動したらWindowsが起動しなくなった・・・。以下、症状と解決した方法。
(1)「Windowsを起動しています」の文字が出て四色の光が集まるところでブツッと暗転。
(2)勝手に再起動が掛かって真っ黒の画面に「スタートアップ修復」「通常起動」の二択が表示。
(3)「通常起動」を選ぶと(1)へ戻る。仕方がないので「スタートアップ修復」を選ぶ。
(4)小一時間後、「スタートアップ修復はできませんでした」の報告。
(5)ははっ、馬鹿言ってんじゃねぇ。と「セーフモード」で起動。
(6)セーフモードの起動中に強制暗転。(1)へ戻る。
アカンやつや。
(7)セーフモードも何種類かあって全部試した。オールNG。
(8)一旦、強制的に電源を落として放電。しかし意味なし。
(9)F2とかF9とかF10とかESCとかいろいろ押してたら、「システム回復オプション」とかいうのが出てきた。
(10)システム回復オプションで出来ることは以下の通り。
・スタートアップ修復(まるで効果なし)
・システムの復元(復元ポイントを作ってなくて役に立たず)
・システムイメージの回復(そんなファイル持ってない)
・Windowsメモリ診断(とくに異常なし)
・コマンドプロンプト(僕の技量では使いこなせない)
(11)リカバリーディスクからOSの修復を試みた。
実際にはリカバリーディスクをちゃんと読み込むことも出来なくなってた。でも、USBで接続している外付けDVDドライブが認識してるってことは外付けHDDもいけんじゃね?と繋いでみた。
起死回生
(12)案の定、外付けHDDを認識した(USB2.0ポートは認識、USB3.0ポートはダメ)。そして(10)で書いた「システムイメージの回復」を使って外付けHDDに大事なファイルのバックアップをした。
※「システムイメージの回復」はファイル参照するウインドウを開くことが出来る=ウインドウ内でファイルのコピー、ペーストが出来る=地獄の釜の蜘蛛の糸状態。
(13)バックアップさえ出来てしまえばこっちのもん。