約1年半程放置した「どこでも下地」はまだ使えるのか?

全国に800人位いらっしゃると思われる「どこでも下地」ファンの皆さんこんにちは。今回は一年半ほど放置した「前回分の余り」がまだ使えるのか?という実験と、液が付着して黄色化してしまった壁紙部分を直していきたいと思います。

「どこでも下地」の使い方については以前の記事をどうぞ。
石膏ボードにビスが効く!「どこでも下地 スピード・ミニ20」がガチ便利!

▼息子がぶら下がって曲がったタオル掛け。これを直します。いつか・・・いつか直す・・・と、一年が過ぎました(^^;。
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▼2段取り付けたタオル掛けのうち、こちらは無事な方。
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▼下地を直す前に、壁紙を張り替えて黄色化を消しちゃいます。
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▼新しい壁紙を重ねて下の壁紙ごと切れ目を入れます。
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▼切り出した壁紙を貼り付ければ完了。※壁紙の貼替えは「壁の補修(4)」でも少し書いています。
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▼さて、下地作りに戻ります。曲がってしまったタオル掛けを外します。黄色化した部分は気にしないでください。
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▼タオル掛けの折れ曲がった部分を直します。
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▼一年物の「どこでも下地」の登場です。まあ、正直不安ですよ(笑)。内蓋こそ付けていましたが、一年物の「どこでも下地」は流動性がかなり失われています。しかしまだゲル状になった柔らかい部分が残っているので一か八か、硬化すりゃラッキーって感じでやっていきます。
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▼グニグニしてる様子を動画にしました。

▼穴を開けなおします。10mmの錐を使いました。
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▼水気を絞ったスポンジを爪楊枝に巻いて穴に差し込み、10mmほどスポンジを出したところで爪楊枝を抜く・・・と、ここまでは通常の使用方法と同じですが、一年物の液は粘度が高いためなかなか出てきません。その時はノズルの口を少し大きめに切込むといいです。とりあえず力に任せて搾り出しましょう。
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全力で絞っているものの、粘度が高いのと硬化している部分がノズルに詰まってしまう為、少ししか出てきません。しかし諦めてはいけません。少しずつでもいいんでスポンジにチョンチョンと付け続けます。

▼差し込んだスポンジはピンセットで抑えながらやると、液を染みこませやすいです。残しても仕方ないので使い切る勢いで液を出します。途中、白く泡立ちながら手前に迫り出してきますが(硬化が始まってる)、ピンセットでぐいぐい奥に押し込んじゃいましょう。今の所、見た目は最悪ですが硬化さえしてくれればこっちのものです。
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▼というわけで、気がすむまで液を注入したら、最後に液ダレしないようマスキングしておきます。テープの粘着力が強いと壁紙ごと剥がれる恐れがあるので、服か何かに一度貼り付けると粘着力を落とせます。
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▼反対側もマスキング。
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▼5時間後。カチカチになったのでカットします。
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▼相変わらず酷い見た目ですが全く問題ありません。
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▼平滑になるように丁寧にカットします。
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▼反対側もカット。
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硬化した部分を指で強く押してみましたが、ビスでもなんでも掛かってこいや!という感じ。
無事に下地が完成しました。

▼最後にこちらも壁紙を貼りなおし、黄色化した部分を無くします。
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▼大きめの壁紙を仮止めし、下の壁紙ごと切ります。
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▼剥がすとこんな感じです。
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▼下地の場所に印を付けたら切り出した壁紙を貼り付けます。以上で綺麗な壁紙+下地を手に入れることが出来ました。
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▼形を直したタオル掛けを取り付けます。
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▼反対側を止めて作業終了。
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▼散らかってますが今回使った道具はこんな感じ。
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<結果>
今回使った「どこでも下地」はゲル化するほどの古い液の為、注入にこそ苦戦しました。が、出来上がった下地はビスがしっかり打てましたし、通常作る下地とあまり変わらないと思います。数時間ほど硬化を待つ必要がありますが、作業自体は壁紙の貼りなおしを入れても30分ぐらいです。これだけ手軽なのにしっかりした下地が作れちゃう「どこでも下地」はやっぱり孫の代まで伝えようかと思います(笑)。

以上、『約1年半程放置した「どこでも下地」はまだ使えるのか?』の検証でした。

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石膏ボードにビスが効く!「どこでも下地」のその後

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