【せんだい電子図書館】電子図書館の理想と現実

せんだい電子図書館を利用してみて、個人的に思った事を好き勝手に書いたら、魅力的な部分をあんまり見出せませんでした。ごめんなさいw

蔵書数が少なくて読みたい本が全然無いのと、気になった本があったとしても殆ど「予約待ち」。予約待ちの本はすぐに読むことが出来ません。それでも何か開いてみようと「今すぐ読める本」の中から「今読みたい(気がする)本」を無理やり絞り出してみましたが、興味のない書籍を開いたところで結局途中で閉じてしまいました(そりゃそうだ)。

電子書籍なのに予約待ち?

書籍がデータ化されれば一冊の本を同時に何人でも見られると思っていたので、「予約する」というボタンの意味がわかりませんでした。が、電子図書館は電子書籍を取り扱う企業に糞高い契約料を支払っていて(維持費は紙の書籍の3倍)、たくさん蔵書するにはそれだけ費用が掛かる。一冊分のライセンスを維持するのも大変なんですっていう世知辛いオチを知って苦笑。本の数だけライセンス費が掛かるから、そんなにたくさんは所有するのは無理って話しです。というわけで、借りられる本が少ない理由と「予約する」というボタンの謎が解けたのでした。

ちなみに電子書籍の流通には買い切りと2年間(または52回貸し出し)の制限付きがあって、その他にクラウドサービスの利用料が毎月20万円前後かかるそうです。秋田県立図書館の副館長さんが「2年間で消える電子書籍を維持するために限られた予算を割いて、紙の本が買えなくなってしまったら本末転倒です」と指摘。という記事もありました。それな。

ネット環境がないと見られない

電子図書館で借りられる電子書籍はストリーミング配信のため、インターネットに接続していない状態(オフライン)では読むことができません。いつでもどこでも(ネットが無くても)読みたいって人には、端末にダウンロードするタイプのAmazon kindleの方が向いていると思いました。

つまらない計算もしてみた

予約待ちが48人の書籍があったとして、全員が2週間放置して自動返却になった場合、48人×14日=672日。672日っていうと96週ですよ。96週っていうと22か月です。22か月っていうと約1年と8か月待ちです。7月にカブトムシの本を予約して、次に自分の番に回ってくるのは翌々年の春なんです!と意味不明に煽ったところで、この話を終わろうと思います。


せんだい電子図書館
https://www.d-library.jp/sendai/g0101/top/

<利用対象者>
・仙台市在住で、仙台市図書館利用者カード・せんだいメディアテーク利用者カードをお持ちの方。
・仙台市に通勤・通学をしている市外在住の方で、仙台市図書館利用者カード・せんだいメディアテーク利用者カードをお持ちの方。
※詳しくは公式サイトへ

<利用方法>
利用者カードに記載されている10桁の数字と、パスワード(初期パスワードは生年月日)を使ってサイトにログインします。

<内容>
貸出点数は3点まで。貸出期間は2週間です。

<利用者カード>

スポンサーリンク
sponsored link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

テキストのコピーはできません。